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【世界史】旧約聖書をわかりやす~く解説‼有名エピソード4選‼  

歴史

皆さんこんにちは、学生ブロガーのマロころです

今回は最古の物語ともいえる「旧約聖書」の解説や有名エピソードを4つ紹介したいと思います

旧約聖書…名前しかわからない

 

どういうお話だったっけ?

と思っている方もこの記事を読んで僕と一緒に勉強していきましょう

 

それでは早速行ってみましょう

 

旧約聖書の概要

「そもそも旧約聖書ってなんだっけ?」となっている方々も多いと思うので一応書いておきます

実際僕もこの記事を書くまで旧約聖書のことほとんど覚えていませんでした…

旧約聖書は紀元前1500年~紀元前400年ごろに様々な人によってまとめられたものとされています

「新約聖書」というものもあり、旧約聖書と新約聖書の2つで「聖書」と呼ばれる

聖書は合わせて66巻ありその約3分の2にあたる39巻が旧約聖書です

かなり長い話ということがこれだけでわかりますね

さらに旧約聖書は大きく4つにわけることができ、様々な詩を集めた「詩と知恵の書」、

預言者たちの言葉を集めた「預言の書」、モーセが書いたとされる「モーセ5書」、

イスラエルの民の歴史を書いた「歴史書」の4つに分けられる

預言の書の説明で出てきた預言について少し説明しておきます

この預言は神の言葉を預かる、という意味で未来を占う予言とは意味が違います

まあ、そんな深く考えないで大丈夫です「ちょっと違うんだな」とだけ思っておいてください

さて、次からはついに本題の旧約聖書の有名エピソードを4つ紹介していきます

 

 

天地創造

エピソード1の「天地創造」です このお話は神が世界を作り、人が誕生するまでの話です

それでは行きます

闇が広がっていた世界を神が6日かけて光や様々な動物、陸、海などを創り、

最後に神の姿をかたどって人を作った そして、神は7日目を休息日とした

これは今の一週間に通ずるものがありますね

 

 

最初の人間は土から作られた 土から造られたことからアダム(土の人)と名付けられた

人は神が作ったエデンの園で生活した

食事は園に生えている木からとれる実を食べた

ただし、園の中央に生えている「善悪の知識の木」についている実だけは食べてはいけないと

神に言われ、アダムはそれを守った

神はアダムのことを気遣い様々な動物をアダムのところに送ったが、

アダムは動物と仲良くできなかった だから神はアダムがさみしくないように

アダムのあばら骨の一部を抜き取り女を造った

アダムは男(イシュ)から取られて造られたから女(イシャー)と呼ぶことにした

こうしてアダムと女はエデンで暮らした

 

 

しかし、ある時蛇にそそのかされ女は神が禁じた木から実を取って食べてしまう

女に手渡され、アダムも一緒に実を食べてしまった

すると二人は自分たちが裸であることに気づき、腰を葉っぱなどで隠した

2人が小陰に隠れていると神がやってきて禁じた木から実を取って食べたことを怒った

さらに神は2人にこれからの一生食料を得ようと苦しむこと、出産が大変になることを告げ、

2人をエデンの地から追放した

ちなみに女性にはアダムがイヴ(命)という名前を付けてあげた

 

 

はい、ここまでが天地創造のお話でした アダムとイヴは結構有名ですね

さあ、次の話に行ってみましょう

 

ノアの方舟

エピソード2「ノアの方舟」 

 

 

アダムとイヴの子孫にノアという人がいた そのころになると地上にはかなり人が増えていた

人々は酒池肉林の限りを尽くし、悪い心もはびこり始める

そんな中でもノアは善人だった ある時、神が天からノアに語り掛ける

その内容は「最近人間が悪いことばかりやっているので生きている全てのもの滅ぼすために

大洪水を起こす。だが、君(ノア)と契約をかわそう。ゴフェル(糸杉)の木から

大きな方舟を作り、君は自分の家族と一緒にその方舟に乗りなさい。

また、すべての動物の雄と雌の2匹ずつも船まで連れて行くから一緒に乗せなさい。

私は7日後に40日40夜の間雨を降らせる。それまでに船を完成させるのだ。」といったものだった

ノア一家は方舟を完成させた、すると、神の命じたとおりに動物たちがやって来て方舟に乗った

 

 

そして神がノアに語り掛けてから7日が経過し、大雨が地上に降り注いだ

神のいったとおり40日間大雨が降りノアと一緒に方舟にいたものだけが生き残った

40日が過ぎ神は地上に風を吹かせ雨を降りやませた すぐに水は引き、方舟は山の頂上に泊まった

ノアはカラスを飛ばし、植物が生えてきたかどうかを確認させた

さらに7日後カラスはオリーブの枝を加えて帰ってきて、植物が生え始めたことを確認すると

神はノアに家族と生き物を連れて外に出なさい、と告げた

さらに、ノアたちを祝福し、これからはもう自身の力で生き物を滅ぼさないことを永遠に誓い、

契約のしるしに虹を作ってくれた これが人と神の初めての契約であった

「ノアの方舟」終わり

 

別の視点から見る「ノアの方舟」

休憩タイムパート1です 今回はノアの方舟を現実的に見ていこうと思います

話の中でノア一家は何とか方舟を完成させましたが、これ実際に作ろうとしたらだいぶ大変です

全ての生き物(魚、虫などを除く)を雄雌2匹ずつ乗せるとなるとだいぶ大きさが必要になります

全ての生き物の大きさの平均をとるのは難しいので人間の大きさで計算することにします

現在確認されている生き物の種類は約140万種なので単純計算で

280万匹の生き物が乗ることになります 少なくとも東京ドーム50~60個ぐらいの広さがないと

乗りません 一週間でそれぐらいの大きさの船を作った

ノア一家はとんでもない人々ということになりますね

それではまた先に進んでいきましょう

 

バベルの塔

エピソード3「バベルの塔」めちゃくちゃ短め

時は流れ、また人が地上に増え始めた 人々は街を作りその中心地に天にも届くような塔を

建てようとした それを見ていた神は全人類が同じ言語を話していると

これから人類が悪いたくらみをしようとしたら止められなくなると考え、人類の言語を分けた

言語を分けたことにより人々は混乱し、協力して街づくりをしないようになった

このように人々を混乱(バラル)させたことからこの町は「バベル」と呼ばれることになる

バベルの中心地の今はもうない塔は今も「バベルの塔」として語り継がれている

 

 

↑バベルの塔のイメージ

 

出エジプト記

この話が一番長いです 少し頑張って読んでみてください

エピソード4「出エジプト記」

 

 

昔々イスラエル人(ヘブライ人)の一部はエジプトで生活をし、かなり数を増やし繫栄した

しかし、徐々にイスラエル人はエジプトの脅威になるとされ迫害されるようになる

過酷な労働をさせるなどひどいことをしたが、それでもイスラエル人は減るどころか

増える一方だった そこでファラオはイスラエル人の男の赤ちゃんを

すべて殺させるという命令をした

そんな時にあるイスラエル人の夫婦の間に男の子が生まれてしまう

親は3か月ほど世話をしたがエジプト人にばれてしまいそうになってしまったため

小さなかごに入れてあげ、誰かに拾ってもらえるように川に流した

そして、幸か不幸かエジプトの王女が籠を拾い上げてくれた

幸運にも王女はその子がイスラエル人だということを隠して、育てると決めた

王女は子供を川から引き上げた(マーシャ)ことから子供に「モーセ」という名を付けた

モーセは立派な青年に育った

大人になるにつれモーセは同胞のイスラエル人が迫害を受けていることに胸を痛めるようになった

ある時、イスラエル人がエジプト人に暴力を受けているのを見たモーセはそれを止めようとし、

はずみでエジプト人を殺してしまう

その後、王にエジプト人を殺したことがばれてしまい、モーセは逃げるように

エジプトから出ていく 荒野をさまよいながらもモーセはミディアンの地にたどり着く

そこで出会ったツィポラという女性とモーセは結婚する

そんな頃、神はモーセに声を掛ける

その内容は「エジプトで迫害されているイスラエル人たちを兄のアロンとともに

救い出し素晴らしい土地(カナンの土地、現在のパレスチナ)に連れていけ。」というものだった

そこでモーセとアロンはエジプトに向かい、

王に事情を説明しイスラエル人を連れていく許可を取ろうとする

ちなみにこの時モーセの親である王と女王は亡くなっている

エジプトに着き王と謁見するが相手にされることはなかった

モーセは神にファラオを説得できないという内容の相談をする

神はエジプトに様々な災害をもたらし、ファラオを観念させるとモーセに伝えた

神は川の水を血に変化させたり、カエルやブヨにエジプト全土を覆わせたり、

疫病・腫物・雹がエジプト人が襲ったりする さらにイナゴにエジプトを襲わせ、

エジプトの植物をすべてなくしてしまう さらにさらに太陽が3日エジプトに昇らせない、

などの行為を行ったが、それでもファラオは屈しなかった

最終的に神はエジプト中の初子を全員無差別に殺した

それにより自分の子供を失ったファラオはついにあきらめ、イスラエル人を解放する

モーセとアロンはイスラエル人と家畜を連れてエジプトから出ていく

そしてみんなで約束の地に向かって歩んでいくことになった

しかし、ファラオはまだあきらめずイスラエル人を追うことに決め、

兵隊を率いてモーセたちのところへ向かい始める 神は昼は雲の柱、夜は煙の柱でモーセ一行を

約束の地へと案内してくれた 一方、エジプト軍もモーセに追いつきそうになる

それに気づいたモーセ一行は逃げようとするが、目の前は海で逃げ場がなかった

モーセは「海に向かって逃げろ!」と杖を掲げながら言った

そうすると、突如海が2つに割れ、道が開けた 人々は驚きながらもエジプト軍から全力で逃げた

 

 

エジプト軍は必死になって追いかけるが、追いつく前にモーセ一行が海を渡り切った

すると、海は元に戻りエジプト軍は皆海に飲まれてしまった

エジプト軍から逃げ切り旅を続けていくことになったが、一つ問題ができた

それは食料不足だった モーセはそのことを神に伝えると、神は朝にパンを、夜には肉を用意した

ある時、とある山のふもとに宿営しているとき、神がその山の頂上に降りてきた

モーセは山に登り神からの言葉を受け取ってきた

その内容は「1.私以外の神を崇めてはならない 2.像を作ってはいけない 

3.私の名を軽々と呼んではならない4.休日はしっかりと休む 5.親を大切にしなさい 

6.殺してはならない 7.姦淫してはならない 8.盗みはしない 9.嘘をつかない 

10.人のものを欲しがらない」という10個の約束事だった

この人々と神との約束を「十戒」という モーセは神とまた会うためにもう一度山に登った

そこから40日間モーセは山にこもった

モーセが山から帰ってくると人々は神に禁止されていたはずの宴をしたり

像を作って崇めたりしていた

これに神は激怒し像をぶち壊し、宴に参加していた人々を一人残らず皆殺しにしてしまう

モーセが祈り、神の怒りを鎮めモーセ一行はまた先へと進んでいくことになる

それからなんやかんやあって旅を始めてから40年ほどして、

モーセは寿命で約束の地にたどり着く前に亡くなってしまう

そこからはヨシュアという人物を中心に約束の地を目指していく

その後、約束の地に着き、ヘブライ王国という国ができ

巨人のような男を石を投げただけで倒すダビデや頭のいいソロモンなど様々な王が登場するが

結局2つに分裂して、どちらの国もほかの国に滅されてしまう

詳しくはこちらの記事古代オリエントについてわかりやすく解説!

苦しい状況の中人々は救世主(メシア)を待ち続けた

そしてついに救世主が現れる、それがイエス・キリストである ここから先は「新約聖書」のお話

終わり

 

別の視点から見た「出エジプト記」

はい、ということで休憩タイムパート2です(‘ω’)ノ

出エジプト記もちょっとおかしいと思うところあるので書いておきます

まず、エジプトから約束の地であるカナンの地(現在のパレスチナ)までは約700キロメートル

 

↑左の方の丸がエジプト、右がカナンの地

 

人の歩く速度の平均は時速4キロメートルほどなので、1日8時間ほど歩くとしたら

1週間弱で約束の地まで着いてしまいます

かなり大人数で歩いていて、当時は道路がないということを考えても

40年はかからない気がしますね

 

クイズ(全3問)

ここまで学んだことのクイズです 答えはまとめの後に全部書いてあります

わからなかったら記事を振り返りながら解いてみてください

 

Q1:神が作り、アダムとイヴが暮らした場所の名前を答えて

Q2:昔存在したとされるとても高い塔の名前をなんというか

Q3:モーセが神から受け取った十個の約束の名前

 

 

まとめ

お疲れ様です 今回は旧約聖書について少しまとめてみました

話を無理やりぎゅっと縮めたのでわかりにくいところも多かったと思います すみません(>_<)

質問等ありましたら一番下の方にあるコメントの方に書き込んでくれれば逐一答えます

それではみなさん違う記事でまた会いましょう

 

 

クイズの答え↓

Q1:エデン(エデンの地、エデンの園) Q2:バベルの塔 Q3:十戒

 

 

 

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